母は手品師

認知症の母がいます。一緒に過ごす日々を綴る。

色んなおばあちゃん

今日は母に会いに行った。


すると、1人初お目見えのおばあちゃんが。

ショートステイでやって来ているのです。


よく話しかけてくるけど認知入っているのでトンチンカンです。


母と同じテーブルだったおばあちゃん。

しばらくして母に言った言葉が嬉しかった。


『周りに合わせないで、自分のペースで食べてらっしゃるのがいいじゃないですかぁー』( ´ ▽ ` )


と言ってくれた。


へぇー、そんな風に周りを見てくれているんだ。

優しい人だなぁー

って思いました。


その後、母を寝かせるため、

食堂にちょっとした荷物を置いて

貴重品だけ持って母の部屋へ。

歯磨きしてもらって、寝かしつけて、

さぁ帰ろう。


食堂に戻り、

100歳のおばあさんを撫で撫でしたり、

別のおばあさんと握手したり、

色んなおばあちゃん可愛いな♪( ´▽`)

とかやってたら…


はぁあぁあっ!!Σ(・□・;)


そうでした、忘れていました。

ショートステイのおばあちゃんの事を…

歩ける彼女は食堂を徘徊し、私の置きっ放しの荷物を分解…(;▽;)きゃ〜


自分やってもうたな(^_^;)


文句なんか言えない。おばあちゃんを守らなくては…

『わぁーありがとう!片付けようとしてくれたんだね。置きっ放しで気になっちゃったね』

と、言いました。


とにかくおばあちゃんに罪悪感だけは持たせちゃダメだと思って。


まぁ、書類が水で濡れた程度で助かった。


色んなおばあちゃんがいるんだな♪( ´▽`)


魔法のことば

トイレに行けないお母さんのため、


一緒にトイレ行こ!

一緒に行きたいな!


って、言うと、


わぁ、一緒に?行こう行こう(* ´ ▽ ` *)


ってなってくれる。


今日は、汚れた食器を片付けようとしていたので

(汚れたまま、タオルにくるんだり、紙袋にしまったり、本棚に入れたりしちゃう)

阻止するために、


お母さん、私も一緒に片付けるよー

といって、流しに誘導できた。


一緒に食べようね。


一緒に座ろうね。


この、『一緒に』は、

今の母と私を結んでくれる

最高の魔法のことばです。


一緒にって言うだけで、母が抱いてる困り感や不信感、孤独感が拭える。

母を助けることができ、私も助かる。


そのうち効かなくなってしまうかもしれないけど、

今は毎日魔法を使っている。





シュールなセンス

母を寝かしつけるとき、


ana(私のこと)は何処にいるの?


って聞くから、


anaはここにいるよーと、私は自分の顔に指さしました。


するとお母さん、


ana、口の中にいるの?(・ω・)?


!!!


そんなの思いつかなかった!

すごいセンス!





シュールなセンス

母を寝かしつけるとき、


ana(私のこと)は何処にいるの?


って聞くから、


anaはここにいるよーと、私は自分の顔に指さしました。


するとお母さん、


ana、口の中にいるの?(・ω・)?


!!!


そんなの思いつかなかった!

すごいセンス!